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  4. 府中市の不動産共有持分~協力できない共有者がいる場合の売却方法~

府中市の不動産共有持分~協力できない共有者がいる場合の売却方法~

2026 9/09
不動産共有持分
2026年9月9日

はじめに

「親から相続した不動産が、兄弟で共有状態になっている」
「共有者の一人が全く連絡に応じてくれず、話し合いができない」
「共有持分のまま売ると二束三文になると聞いて、どうすればいいかわからない」

このようなご相談を、当事務所では数多くお受けしています。

不動産の共有持分は、共有者全員で協力して売却するのが理想ですが、現実には協力が得られないケースも少なくありません。今回は、そのような場合の解決方法について、実例を交えてご紹介します。

共有不動産

ご相談の背景

ご相談者は50代後半の次男の方でした。

状況:

  • 10年前に父親が他界し、実家(府中市内の一戸建て)を相続
  • 相続人は長男・次男(ご相談者)・長女の3人
  • 不動産は3人の共有状態(各自1/3ずつの持分)
  • 長男とは15年以上音信不通
  • 長女は売却に賛成だが、長男の連絡先がわからない
  • 次男は自分の持分を現金化して、老後資金にしたい

「長男と連絡が取れず、話し合いもできない。自分の持分だけでも何とかしたいが、どうすればいいか」というご相談でした。

不動産共有持分とは?なぜ問題なのか?

共有持分とは

不動産の所有権を複数人で分け合っている状態を「共有」といい、それぞれが持つ所有権の割合を「持分」といいます。

例:

  • 長男:1/3の持分
  • 次男:1/3の持分
  • 長女:1/3の持分

共有状態の問題点

  • 不動産全体の売却には全員の同意が必要
  • 一人でも反対、または連絡が取れなければ売却できない
  • 維持費(固定資産税など)は持分に応じて負担
  • 放置すると、さらに相続が発生して共有者が増える

共有者が協力できない場合の4つの解決方法

共有者の協力が得られない場合でも、以下の方法があります。

方法1: 粘り強く連絡を試みる(当事務所がサポート)

こんな場合に有効:

  • 連絡先がわからない
  • 手紙を送っても返事がない
  • 直接話すのが気まずい

当事務所のサポート:

  • 住民票調査で現住所を特定
  • 行政書士名義で手紙を送付(複数回)
  • 第三者が間に入ることで、相手も応じやすくなる
  • 3〜6ヶ月程度で接触できるケースが多い

今回のケースでの試み:

  • 住民票調査で長男の現住所を特定
  • 行政書士名義で状況説明の手紙を3回送付
  • しかし、3ヶ月経っても一切反応なし
  • 長女を通じた連絡も試みたが、長女も連絡先を知らなかった

→ 残念ながら、このケースでは接触できませんでした

方法2: 他の共有者に自分の持分を売却する

こんな場合に有効:

  • 他の共有者が購入資金を持っている
  • 他の共有者も共有状態を解消したいと考えている

メリット:

  • 市場価格に近い金額で売却できる
  • 共有状態から抜け出せる
  • 他の共有者の同意が不要

今回のケースでの検討:

  • 長女に次男の持分(1/3)を売却する提案
  • 不動産全体の価値3000万円 → 1/3 = 1000万円
  • しかし、長女には購入資金がなく断念

方法3: 遺産分割協議で調整する

こんな場合に有効:

  • まだ遺産分割協議が成立していない
  • 他に預金や株式などの財産がある

方法:

  • 「不動産は長男が取得、預金は次男・長女が取得」など
  • 代償金による調整も可能

今回のケースでの検討:

  • すでに遺産分割協議は10年前に成立済み
  • 不動産以外の財産はほとんどなし
  • この方法は使えず

方法4: 自分の持分のみを第三者に売却する

こんな場合の最終手段:

  • 他の共有者と全く連絡が取れない
  • 長期間話し合いが進まない
  • 早急に現金化する必要がある

メリット:

  • 他の共有者の同意が不要
  • 迅速に現金化できる(1〜2ヶ月)
  • 共有状態から解放される
  • 固定資産税などの負担から解放される

デメリット:

  • 売却価格が市場価格の30〜50%程度になる
  • 例: 本来1000万円の価値 → 実際は500〜700万円

なぜ安くなるのか:

  • 買主は持分のみでは自由に使えない
  • 他の共有者との調整リスクを負う
  • 専門の買取業者しか買わない

今回のケースで選んだ解決策:持分のみの売却

長男との接触を3ヶ月試みましたが、一切反応がありませんでした。次男は「このまま待っていても状況は変わらない。老後資金が必要なので、安くなっても現金化したい」と決断されました。

STEP
持分売却の選択肢を検討(約1ヶ月)

選択肢A: さらに待つ

  • いつまで待てば良いかわからない
  • 長男が亡くなれば、さらに共有者が増える可能性
  • 固定資産税の負担は続く

選択肢B: 裁判所の手続き(共有物分割請求訴訟)

  • 時間がかかる(1〜2年)
  • 弁護士費用が高額(100万円以上)
  • 結果が不透明

選択肢C: 持分のみを売却

  • 価格は安くなる(500〜700万円)
  • しかし、確実に現金化できる
  • 1〜2ヶ月で手続き完了

次男は選択肢Cを選択されました。

STEP
持分売却専門業者の紹介(約2週間)

当事務所から、信頼できる持分売却専門業者を複数ご紹介しました。

業者選びのポイント:

  • 実績が豊富
  • 説明が丁寧で、強引な営業がない
  • 査定額が適正
  • 契約内容が明確

3社から査定を受け、以下の結果となりました。

  • A社: 650万円
  • B社: 580万円
  • C社: 700万円

次男はC社を選択されました。

STEP
売却手続き(約1.5ヶ月)
  1. 売買契約の締結
    • 持分1/3を700万円で売却
    • 契約書の内容を当事務所でも確認
  2. 登記手続き
    • 次男 → C社への持分移転登記
    • 登記費用: 約10万円
  3. 代金決済
    • 手取り額: 690万円(登記費用等を除く)

トータル約1.5ヶ月で、次男は共有状態から解放され、老後資金を確保できました。

その後:

  • 長女もC社に自分の持分(1/3)を売却
  • 長女の売却価格: 720万円
  • 不動産は長男(1/3)とC社(2/3)の共有に

この事例から学べること

1. 持分のみの売却は「最終手段」だが、有効な選択肢

確かに価格は安くなります。しかし、以下のような状況では現実的な選択肢です。

  • 共有者と連絡が取れない
  • 長期間話し合いが進まない
  • 早急に現金化が必要
  • 固定資産税の負担から解放されたい

2. まずは調整を試みることが重要

持分のみの売却に進む前に、当事務所では必ず以下を試みます。

  1. 共有者との接触を試みる(3〜6ヶ月)
  2. 他の共有者への売却を検討
  3. 遺産分割での調整を検討

それでも解決しない場合に、持分のみの売却をご提案します。

3. 信頼できる業者選びが重要

持分売却専門業者の中には、不当に安い価格を提示したり、強引な営業をする業者もいます。当事務所では、実績があり信頼できる業者のみをご紹介しています。

4. 「待つ」リスクも考慮する

共有状態を放置すると:

  • さらに相続が発生し、共有者が増える
  • 建物が老朽化し、資産価値が下がる
  • 固定資産税の負担が続く
  • 問題がより複雑化する

「待てば解決する」とは限りません。

府中市で不動産共有持分の処分に悩んでいる方へ

こんなお悩みはありませんか?

  • 共有者の一人と連絡が取れない
  • 共有者が売却に応じてくれない
  • 話し合いを試みたが、合意に至らない
  • 共有者が多数で、調整が不可能
  • 早急に現金化する必要がある
  • 固定資産税の負担から解放されたい

当事務所ができること

1. まずは調整を試みます

  • 疎遠な共有者との連絡(住民票調査、手紙送付など)
  • 意向のヒアリングと整理
  • 合意形成のための粘り強い調整

2. 他の共有者への売却をサポート

  • 持分の適正価格の算定
  • 他の共有者との交渉サポート
  • 売買契約書の作成

3. 遺産分割での調整

  • 遺産分割協議書の作成
  • 他の財産との調整案の提示

4. 持分のみの売却もサポート

  • 信頼できる持分売却専門業者のご紹介
  • 複数社からの査定取得サポート
  • 契約内容のチェック
  • 売却手続き全般のサポート

持分のみの売却について

当事務所では、以下のような流れでサポートいたします。

ステップ1: 現状の整理と選択肢の提示

  • 共有状態の確認
  • これまでの経緯のヒアリング
  • すべての選択肢を比較検討

ステップ2: 調整の試み(希望される場合)

  • 共有者との連絡を試みる
  • 他の共有者への売却を検討
  • 3〜6ヶ月程度

ステップ3: 持分売却の準備

  • 信頼できる専門業者を複数ご紹介
  • 査定の取得サポート
  • 業者の比較・選定サポート
  • 契約内容の確認
  • 登記手続きのサポート
  • 決済までフォロー

府中市の不動産共有持分でお悩みなら

不動産の共有持分は、放置すればするほど問題が複雑になります。

  • 共有者がさらに増える(相続が発生するたび)
  • 関係性がさらに疎遠になる
  • 建物が老朽化し、資産価値が下がる
  • 固定資産税などの維持費だけがかさむ

まずは調整を試みることが大切ですが、それでも解決しない場合は、持分のみの売却という選択肢があります。

当事務所では、府中市とその周辺地域で20年以上、不動産の共有持分問題をサポートしてまいりました。お客様一人ひとりの状況に寄り添い、最適な解決方法をご提案します。

石川慶行政書士事務所
京王線府中駅北口 徒歩2分

対応エリア:
府中市、国分寺市、稲城市、小金井市、国立市、調布市、多摩市

ご相談内容:

  • 共有者と連絡が取れない場合の対応
  • 共有者との調整サポート
  • 他の共有者への持分売却サポート
  • 遺産分割協議書の作成
  • 持分のみの売却に関するご相談
  • 持分売却専門業者のご紹介
  • 相続登記、名義変更のサポート

初回相談は無料です。まずはお気軽にお問い合わせください。

府中市で不動産共有持分の処分にお悩みの方は、府中の行政書士・石川慶行政書士事務所へご相談ください。

行政書士 石川 慶


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